2014-01-01から1ヶ月間の記事一覧

2014年1月に読んだ本まとめ

1月に読んだ本をまとめてみた。 タイトルの下のリンクは、該当作品の感想ブログ記事のURLである。 なお、評価については、星で換算すると、S=★★★★★、C=★★☆☆☆、となる。 (+と−は、それぞれ±0.5。だから、"B-"=2.5である)

湯浅邦弘『ビギナーズ・クラシックス 孫子・三十六計』(評価・D)

専門家がバカ向けに入門書を書くと、読みごたえゼロの内容になることだけがわかる本 孫子・三十六計 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典 (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス 中国の古典)作者: 湯浅邦弘出版社/メーカー: 角川学芸出版発売日: 2008…

海堂尊『チーム・バチスタの栄光』 (評価・A)

大学付属病院での術中死をめぐる事件を通じて医師への偏見を打ち砕く医療ミステリー チーム・バチスタの栄光作者: 海堂尊出版社/メーカー: 宝島社発売日: 2006/02/04メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 152回この商品を含むブログ (562件) を見る 大学受験…

O.S.カード『エンダーのゲーム』(評価・A+)

正義も公正さもない理不尽なゲームに勝ち続けた少年エンダーの物語 エンダーのゲーム〔新訳版〕(上) (ハヤカワ文庫SF)作者: オースン・スコット・カード,田中一江出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2013/11/08メディア: ペーパーバックこの商品を含むブログ …

宮部みゆき『R.P.G.』(評価・B-)

分量は長編、展開は短編という異色ミステリー。オチを知れば「納得」の展開ではある。 R.P.G. (集英社文庫)作者: 宮部みゆき出版社/メーカー: 集英社発売日: 2001/08/21メディア: 文庫 クリック: 116回この商品を含むブログ (170件) を見る タイトルだけでフ…

三上延『ビブリア古書堂の事件手帖』(評価・A)

「よどみなさ」と「いさぎよさ」。ラノベ文体で気軽に読める文学案内ミステリー ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち (メディアワークス文庫)作者: 三上延,越島はぐ出版社/メーカー: アスキーメディアワークス発売日: 2011/03/25メディア: 文…

東野圭吾『探偵ガリレオ』(評価・B)

湯川助教授のキャラクターが光るものの、展開の鮮やかさに欠ける中編推理小説集 探偵ガリレオ (文春文庫)作者: 東野圭吾出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2002/02/10メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 61回この商品を含むブログ (615件) を見る 福山雅治主…

伊坂幸太郎『魔王』感想 (評価・C)

警鐘小説としては物足りない失敗作だが、作者の持ち味をいかした野心作ではある。 魔王 (講談社文庫)作者: 伊坂幸太郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/09/12メディア: 文庫購入: 7人 クリック: 125回この商品を含むブログ (403件) を見る ストーリー・…

伊坂幸太郎『鴨とアヒルのコインロッカー』感想 (評価・A+)

語り口の面白さと巧みな構成が両立した、読みごたえのある現代中編小説 アヒルと鴨のコインロッカー (創元推理文庫)作者: 伊坂幸太郎出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2006/12/21メディア: 文庫購入: 25人 クリック: 310回この商品を含むブログ (771件) …

キョン子シリーズ第三弾『涼宮ハルヒコの退屈』構想

まだまだ終わらせるつもりのない、キョン子シリーズ。 第三弾『涼宮ハルヒコの退屈』は、原作と同じく中編集で、今のところは以下四部作になる予定です。

石田衣良『秋葉原@DEEP』感想(評価・B)

優れた企画、豊富な勉強量。だが、小説としての面白さが致命的に欠けた作品 アキハバラ@DEEP (文春文庫)作者: 石田衣良出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2006/09/05メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 14回この商品を含むブログ (180件) を見る

小説を書く者が、ドラクエ的に覚えなければならない呪文はなにか?

優れた小説には共通点がある。「生命力」が宿っていることである。 「生命力」があるから、流行に振り回されることがなく、時代に風化されることはない。読者の世代が異なっていても、魂をゆさぶる感動を届けることができるのだ。 小説の読者には、ひとつだ…

泉和良『spica』感想(評価・S)

ピンク色の髪をしたスピカ星人に会えるのは、泉和良の『spica』だけ! spica (星海社文庫)作者: 泉和良,横槍メンゴ出版社/メーカー: 講談社発売日: 2013/08/09メディア: 文庫この商品を含むブログ (1件) を見る この本の巻末には、2008年に刊行された作品だ…

伏見つかさ「エロマンガ先生」感想(評価・B)

『俺妹』作者の新作は、ラノベ業界での作家と絵師の関係を妄想成分120%で物語に仕立て上げた意欲作! エロマンガ先生 妹と開かずの間 (電撃文庫)作者: 伏見つかさ,かんざきひろ出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス発売日: 2013/12/10メディア: …

メールアドレス変更のお知らせ

これまで、ブログ関係のメールはエキサイトを使っていたのですが、 *2ヶ月ログインしないと、メールボックスの中身が消去される という、とんでもない仕様であることが判明したため、メルアドを変更します。 esukei4649★yahoo.co.jp (@ → ★)

自作紹介【やる夫が伊藤博文を暗殺したようです】

伊藤博文を暗殺した安重根の実像を、やる夫AA物語で書いたものです。 2010/04/16、ニュー速VIPに投稿しました。 【やる夫が伊藤博文を暗殺したようです】 ・http://www.geocities.jp/esukei4649/archive/yaruo/an/index.htm ※他者がまとめたエントリはこち…