自分の好きなゲーム曲に歌詞がつくと複雑ですよね
08/02/17 19:42 投稿 イー・アル・カンフーで、ラップにアニメ動画をつけてみた。 |
Youtube ―イー・アル・カンフーで、ラップにアニメ動画
ゲームの曲に、自作の歌詞をのせて歌う手法が支持されているヒャダイン氏の出世作「イー・アル・カン・フーで、ラップ」にDNA氏がアニメ動画をつけたみたいである。
DNA氏は「おもいではおっくせんまん」(ロックマン2 Dr.ワイリーの謎)のアニメ動画が有名である。
アダルトな内容もある「イー・アル・カン・フーで、ラップ」だが、DNA氏は独特の画風を見事に生かした親しみやすいアニメ作品に仕上げている。DNA氏の作品は「うまさよりもスタイル」という事実を教えてくれる。
さて、ヒャダイン氏の作品の中で僕が好きなのは、ドラゴンクエスト4の「おてんば姫の冒険」
08/01/19 09:19 投稿 『DQ4 第二章で、ミュージカル』に勝手に絵をつけてみた |
Youtube ―『DQ4 第二章で、ミュージカル』に勝手に絵をつけてみた
この動画も、別の人がアニメ絵をつけている。
実は、この曲「ドラゴンクエスト4」の「おてんば姫の冒険」は、ひそかに僕も歌詞をつけていたりした。「いたずら好きのお姫様 今日もどこかでおおはしゃぎ」から始まる青くさい歌詞である。そのような経験をした人は多いだろう。
しかし、ヒャダイン氏の曲は、アレンジ、ストーリー性ともに高い完成度の作品である。これには僕を含め、少なからずの人が「参った」と思ったことだろう。
そんなヒャダイン氏が新作に選んだのが「ドラゴンクエスト4」の「勇者の故郷」であった。第5章の序盤のフィールド曲である。
08/02/15 09:31 投稿 DQ4 第五章で、シンシアを想う 【ヒャダイン】 |
Youtube ―DQ4 第五章で、シンシアを想う 【ヒャダイン】
しかし、この作品に、僕は素直に賛同できないのだ。
ドラゴンクエスト4の第五章のオープニングは、RPG史上屈指の出来だと思うが、その後の冒険は「故郷を失っても、悲しみに沈んでも、みずからの宿命を否定できなかった」勇者の物語と解釈している。「勇者」という自分の宿命を呪うこともできただろう。だが、彼は歩むことを止めなかった。だから、この曲は「哀歌」にとどまってはならないのだ。
ドラゴンクエスト4は復讐心に燃えるピサロと、復讐心を克己した勇者との男の対決ということで(女勇者も選べるが)、当時としては画期的なストーリーだったのだが、この歌詞には、そのような勇者の強さというのがあまり感じられない。
そんな僕の解釈が、ヒャダイン氏のアレンジと歌声により、かき消されてしまうのは悲しいことである。RPGに歌詞をつけることは、人それぞれの思い入れを否定してしまうのだ。逆をいえば、そのリスクがありながらも支持されているヒャダイン氏がすごいということだが。
僕はほかにもいろんなRPGの曲に歌詞をつけている。しかし、音楽の才能と知識がない僕には、それを公開するすべもなく、ヒャダイン氏が新たな曲に歌詞をつけるのを、ただ黙って指をくわえることしかできないのだろうか。いっそのこと、ブログなんてやめて、ニコニコアーティストになるべく精進するのもどうか、などと真剣に考えてしまった今回の動画である。
(まあ、ブログで歌詞を載せればそれほどすむことなんですが、それだけでは人の理解を得ることは難しいし。ぶつぶつ)
【関連記事】