僕が初めて購入したスマホ有料アプリは「Jota+ Text Editor」

 
 スマホで文章を書きたいとき、あなたはどのアプリを使うだろうか?
 ガラケーからスマホに替えてわずか3日目の僕が選んだのは、Jota+(イオタプラス)というテキストエディタだ。
 無料でも十分に活用できるが、機能無制限で使うためには税込648円を払わなければならない有料アプリである。
 
GP-Jota
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.sblo.pandora.jota.plus
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.sblo.pandora.jota.plus
  
 スマホに替えて僕が初めて購入したアプリは、この「Jota+」になった。その理由を今回は説明してみよう。
 

◆ Wordかテキストエディタか?

 
 無線キーボード(Android対応Bluetooth)を購入してまで、スマホを活用しようと考えた僕にとって、スマホで長文の文章が編集できるアプリは欠かせなかった。
 定番は、Windowsでおなじみの「Microsoft Word」だろう。
 Android用アプリWordは無料で入手できる。

GP-Word
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.microsoft.office.word
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.microsoft.office.word
 
 しかし、日本語の文章を書くうえでWordはとてつもなく使いづらい。
 その理由の一つは、ブロック単位で書式が勝手に決められることにある。
 いわば、Excelのセルが見えない状態で文章を編集をしているのと同じなのだ。
 だから、Wordを使うぐらいならば、Excelで文章を書いたほうがストレスがたまらないと思う。
 
参考 →Microsoft Word - Wikipedia
 
 もし、Wordで文章を書くことにストレスがたまらないのであれば、Android版Wordを使うといい。
 

 
 Wordで文章を書きたくない僕のような人間は、テキストエディタを使うしかない。
 日本語ワープロソフトの代表格である「一太郎」はAndroid版が出ていないから、Wordに対抗できるアプリがないからだ。
 

◆ テキストエディタとは?

 
 テキストエディタは文章を書くだけのアプリである。
 Android版Wordと比べると、テキストエディタは次のことができない。
 
(1)文字サイズ変更や装飾ができない
(2)絵や表を載せられない
(3)中央寄せなどのデザイン設定ができない
(4)縦書き編集ができない
 
 できないことだらけである。
 テキストエディタは「メモ帳」と同じようなものだ。
 
 そんなアブリ、無料でもいろいろあるだろ、と思われるかもしれない。
 しかし、Androidテキストエディタのほとんどは僕の希望する水準を満たすものではなかった。
 
 そこで、Googleで「テキストエディタ アプリ」と検索して、オススメアプリを紹介しているブログ記事を見てみたが、以下の3つの記事で絶賛されていたのが「Jota+」(イオタプラス)だった。
 
AndroidOSの最強テキストエディタ:鍛造の非生産的な話 - ブロマガ
AndroidOSでテキストエディタを使用する方法 | minto.tech
Androidで最高のテキスト編集体験を!本格的テキストエディタアプリ : Jota+ (Text Editor) | オクトバ
 
 上記記事を参照のように、「Jota+」は無料でもほとんどの機能が使える。
 無料版では広告が表示される他に、次の2つの機能が制限されているだけだ。
 
(1)クラウド接続は1日二回まで
(2)文書編集は同時2ファイルまで
 
 この2つの制限は、テキストエディタの作業で根本的に関わるものではない。
 無料版でも「jota+」は他のアプリよりも、ずっと使えるテキストエディタなのだ。
 

◆ Jota+ Text Editorの優れた点

 
 Jota+の長所は下の編集画面を見るだけで明らかだろう。
 

 
 「Jota+」の特徴を箇条書きにすると次の通り。
 
(1)タブによる複数文書同時編集(有料版は無制限)
(2)画面上部にはコピー&貼り付けのボタンを配置
(3)画面下部にはカスタマイズ可能な文字ボタンが設置可能
(4)保存フォルダの登録(クラウド含む)
(5)正規表現にも対応した検索機能
(6)編集画面は、文字フォント・サイズ、行間等設定可能
(7)CTRLキー同時押しのショートカット設定可(Windowsキーボードと同じ動作が実現できる)
(8)コピーしたテキストの履歴管理(クリップボード管理)
(9)その他、長文文章の編集を前提にした、親切な設計
 
 このアプリ、もともと2011年に無印の「jota」として公開された。
 それから5年以上、Androidの度重なるバージョンアップに対応し、ユーザーのニーズに応え続けてきたのだ。
 
・「Jota+」作者サイトJota+ (日本語) - Aquamarine Networks.
 
 その実績は有料版購入するに値すると僕は確信している。
 Google Playを見た感じ、国産テキストエディタで「jota+」を上回るアプリはない。
 
 ちなみに、先に紹介したブログAndroidOSの最強テキストエディタ:鍛造の非生産的な話 - ブロマガでは「jota+」をよりも優れた無料アプリがあると宣伝している。
 しかし、その「vim touch」は完全プログラマー向けの設計だ。
 

https://play.google.com/store/apps/details?id=net.momodalo.app.vimtouch
https://play.google.com/store/apps/details?id=net.momodalo.app.vimtouch
 
 もともと「vim」というテキストエディタは1987年に公開された歴史の古いエディタである。
 Windows95以降のGUIに馴れた我々には、意味不明な操作性である。
 このあたりは、Wikipediaで驚くほど親切にまとめている。
 
Vim - Wikipedia
 
 ともあれ、無料で広告なく制限なしで利用できるので、ダウンロードして触ってみるのもいいだろう。
(僕には使いこなすきっかけもつかめなかったが)
 

◆ MindmapやEvernote

 
 スマホの画面は狭い。
 アイディアをまとめるなら、テキストエディタだけではなく、ちょっと前に流行したマインドマップのアプリを利用するといい感じだ。
(付箋アプリよりはいいと思う)
 
MindMap例
↑今回の記事のマインドマップ(適当)
 
GP-simplemind
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.modelmakertools.simplemindfree
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.modelmakertools.simplemindfree
 
 その他にEvernoteという統合管理アプリもある。
 画像なども取り込めるので慣れると使いやすいかもしれない。
 紹介しているブログも多そうである(推測)
 
GP-evernote
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.evernote
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.evernote
 
 僕としては、648円(税込)を払って「Jota+」の有料版を使う決断に後悔はしていないし、その操作性に満足している。
 
 いずれにせよ、スマホを活用して文章編集をしようと考える人は、あのWordに慣れるか、自分好みのテキストエディタを見つけるべきだ。