二つの本を購入した

 
 LANケーブルを買うために新宿に出た。クリスマスが近いということで、「私を信じるものは永遠のいのちを得る キリスト」などと 黒文字で書かれた黄色看板がチラホラ立っていた。道行く人の中から「イエス・キリストが……」「俺は神には……」なんて世間話が聞こえてきたから、一定の効果はあるのだろう。それにしても、東京の主要駅で、あそこまで人を配置できるとは、キリスト教組織力、恐るべし、である。
 ついでに、秋葉原にまで足を運んでみた。僕が今住んでいる川崎市登戸から秋葉原までは、一時間ぐらいかかるんじゃないかと思う。秋葉原に行くのは半年ぶりぐらいで、寒空の下、ノースリーブとミニスカートのサンタ姿でチラシを配っている女の子を見て、大変だなあ、と心から同情した。
 こうして、今日はLANケーブル以外にも、二つの本を買ってきた。
 
蛸壷屋新刊とトルストイ
 
 ひとつは蛸壷屋(http://www.takotuboya.jp/)の新刊「レクイエム・ファイブ・ストーリー」冬コミ三日目の12/31に頒布開始のはずだが、いくつかの書店では先行販売しているということで、COMIC ZINで購入した。同人ショップだと、ちょいと高くなって840円。
 
【関連記事】
蛸壷屋C77新刊「レクイエム・ファイブ・ストーリー」紹介 - esu-kei_text
 
 もうひとつは、トルストイ「クロイツェル・ソナタ。なんで、この本を買ったのかというと、明日の横浜文学学校の資料としてである。
 僕の属する横浜文学学校では、クリスマス・イブである明日12/24の夜7時から、講師・宮原昭夫さんによる勉強会を開くのだ。はたして、どれだけ集まってくるか楽しみである。
 教材は、志賀直哉の「網走まで」と、芥川龍之介の「蜜柑」。そのために、僕は、トルストイの「クロイツェル・ソナタ」を手にしたのである。電車と文学の関係について、いろいろと述べたくなったので。
 
 こうして、久々に有意義な買い物をして、満足のいく僕であった。26日に引越しをして、先輩宅の居候ではなくなるから、少しでも無駄づかいを抑えないといけないはずなんだけどね。