登戸ブルース(1) ―えすけい@求職中
どうも、えすけい@求職中です。今は、川崎市多摩区登戸にいます。
川崎市多摩区といえば、東京なのか神奈川なのか、よくわからん中途半端な場所にあるのですが、とりあえず、梨と岡本太郎で有名な街らしいです。
岡本太郎といっても、漫画等で有名な「太陽の塔」は、大阪の万博跡に建っていまして、川崎市多摩区にあるのは「母の塔」。どうやら、岡本太郎美術館なんてものが近くの山の中にあるらしいです。晴れた日には行こうと思います。うまくいけば、富士山が見えるという噂もありますし。
岡本太郎は川崎市多摩区の立派な特産品でして、地元みやげとして「岡本太郎まんじゅう」とか、冗談みたいな代物があるみたいです。多摩区名産の梨はお歳暮にもお中元にも時期が外れますから、それっぽいものを急造した感じですね。
こんなふうに岡本太郎をプッシュしている川崎区多摩区ですが、彼の生地は川崎市高津区みたいです。それほど「岡本太郎!」と声高に叫ぶ権利はないですよね。
でも、話によると、藤子不二雄Aが住んでいるらしいし、藤子・F・不二雄ミュージアムの建設予定地だったりするんです。まあ、藤子不二雄ゆかりの街はいっぱいありそうですから、今さら主張するのもどうかと思いますけど。
あと、明治大・専修大・日本女子大のキャンパスがあり、学生が多いのが特徴です。向ヶ丘遊園駅前の居酒屋では、毎日のように様々なバリエーションの「一気飲み」のテーマが聞こえてきます。
そのせいで、僕も大学生のふりをして、無職でいることの後ろめたさを、ごまかすことができるわけです。
そんな川崎市多摩区の公式サイトに行きますと、こんなコンテンツを見つけました。
http://www.city.kawasaki.jp/71/71tama/tamacomic/index.html
ひどいですね。ひどすぎます。こういうのに税金が使われてるというだけで泣けてきます。まあ、僕は税金まだ払っていませんけど。
そうそう、なぜ、川崎市多摩区に辿り着いたのかといえば、地図を広げて、ダーツを射して、という行き当たりばったりなものではなくて、大学時代の先輩を頼ったからなんです。「センパイ、あたし家出したの……」と潤んだ瞳で先輩を陥落させたわけでもなく、段ボールの中でみゃあみゃあ鳴いてた僕を「しょうがねえなあ」と拾ってくれたわけです。大感謝なのであります。
と、こうして、川崎市多摩区登戸にて、就職活動を始めることにしたのですが、いやー、世の中が不景気であることを痛感する日々です。
コンビニや駅で、毎週月曜日に「タウンワーク」という無料情報誌が置かれているのをご存じでしょうか? 僕は朝の9時に、取りに行ったんですよ。すると、近くのコンビニには一冊しか残ってなかったんです。月曜の朝の9時ですよ?
で、めぼしいところを見つけて電話してみると「もう受付は終わった」とか言われるんです。おいおい、まだ、月曜の昼回ってないうちに、応募しめきったのかよ、と。
今回は、コンビニ店員のバイトを目指しています。そして、生活費を稼ぎつつ、小説を書いてみようと大それた野望を抱いているわけです。ところが、どのコンビニも、月曜の段階で応募を締め切っているんです。あとは、土曜日にまとめて面接するところぐらいなもので。
だいたい、電話の対応が「キターーーー!」というものじゃなくて「またかよ」口調でありまして、求人誌に載せれば、いくらでも応募が来る風潮が、受話器ごしに伝わってくるんです。
この僕、第一印象はあまり良くない男です。口下手だし、人見知りだし、できれば、筆談で日々の生活を過ごしたいぐらいの男なんです。
といっても、コンビニ店長やってた経験はありますので、接客ができないわけではありません。ただ、改めて面接となると、うまく喋れる自信がないですよね。誠実さをアピールできればいいんですが、こうワンサカ応募してくる時期だと、器用な人間のほうが採用されやすいでしょうし。
こうして、求職中とはいえ、余裕がある毎日を過ごしているわけでして、この機会をぞんぶんに利用したい、と思います。このブログも、書きかけの記事がいっぱいあるし、読みたい本もあるし。
そうそう、最近、読んで面白かったのが、これ。
- 作者: 野中郁次郎,戸部良一,鎌田伸一,寺本義也,杉之尾宜生,村井友秀
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞社
- 発売日: 2005/08/06
- メディア: 単行本
- 購入: 2人 クリック: 35回
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こういう本を読みながら、僕は人生の逆転を夢見てるわけです!
でも、読んだ感想は「サダド大統領の限定戦略のすばらしさ」とか、そういうものでして、僕の人生には特に関係なかったりする内容です。当たり前ですが。
だいたい、第四次中東戦争と就職活動の間には、スエズ運河どころではなく、天の川ぐらいの隔たりがあるわけで、そんなものを読んだどころで、僕自身の逆転は遠い夢にすぎないわけですが。
まあ、そんな感じで、このブログも第三部に入ります。ええ、いつの間にか、第二部は終わって、第三部開始です。
第一部は、このブログ開始から、ハルヒコの憂鬱終了までですね。
その後は、某所でやる夫キリストとかやる夫ゲバラとかつくってたので、このブログは休んでいました。
第二部は、マイケル・ジャクソンの死ぐらいから、盛り上がりました。ひとことでくくれば「はてブ乞食」時代です。いやー、はてブ集めるのって大変です。大手ブログの人はすごいなあと思います。
この第三部では、これまで書かなかったプライベートなことも中心として書いてみようかな、と考えています。僕の日記なんて、この世界において、どうでもいいものの一つですが、あとでまとめて読むと、何かが生まれてくるかもしれませんし。
あと、ついったーとか始めてみます。しばらくは、水面下でゴニョゴニョやるだけでしょうけど。