荒船山の遺体、クレしん作者臼井儀人と確認
・http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2009092000231
出版社によると、11月発売の12月号の原稿まで受け取り済だったという。(ソース)
そんな彼が、精神的重圧のために自殺したとは、僕には考えにくい。
「クレヨンしんちゃん」が子どもに悪影響を与えたと批判する声がある。
しかし、それは、子どもが見る時間帯でアニメを放映した放送局に非がある。
「クレヨンしんちゃん」は子ども向けの漫画として描かれていたわけではないことは、1巻から読み始めた人には明らかだろう。
子どもがアニメの影響を受けて悪さをするというが、それ以外にも、彼らは大人の意地悪を見ているし、それを真似するものだ。
おそらく「クレヨンしんちゃん」の真似をして、怒る親を見ることが楽しかったからではないだろうか。
そのようなものはこの社会にはいくらでもある。怒ったところで、それらを根絶することは不可能なのだ。
残念ながら、僕は「クレヨンしんちゃん」に対して思い入れがない。
僕の家では、まったくそれを見なかったからだ。
また、評価がべらぼうに高いアニメ映画すら、一作もまともに見ていない。
マイケル・ジャクソンの死のニュースのときは、10時間ぐらいガセネタだと思っていて、それでもニュースが変わらないことで、ニコニコ動画のコメントに救いを求めた。
ミッシェル・ガン・エレファントのアベフトシの死は、このブログでは書いていない。何を書けばいいのかわからなかったからだ。ファンを気取ったものを書くのもはばかれたし。
今回の、臼井儀人の死については、その反応を客観的に見るだけの余裕がある。
人気漫画家であるのに関わらず、素顔を見せようとしなかった彼。
物語の舞台である春日部市に住み続けていた彼。
そんな彼の死に、根拠のない推測や、ひどい言葉を投げかける人を信じられないと思いながら。
安らかに眠られることを祈ります。