はてブ乞食の野望と、大手ブログの条件

 
 最近、我ながら、[はてなブックマーク]獲得のために必死になっていると思う。
 別にやましい工作をしているわけではないが、[はてブ]で話題を呼びそうなネタを優先的に書いているのだ。
 そう、僕も哀れな[はてブ乞食]の一人になったのである。
 
 というのも、個人ブログが生き残るためには、はてブを獲得するしか方法がないからだ。
 一人でも多くの人に見てもらいたいと思うのならば、はてブ数の上位を目指すのがもっとも手っ取り早い。
 そうすれば、記事に箔がついて、大手ニュースサイトに紹介される可能性が生まれる。
 人気サイトのリンクなしには、日に日にブログが量産されるこの世の中で、埋没するしか道はない。
 
 さて、ここ、[esu-kei_text]は、ブログ界において、どれぐらいの地位にあるのか。
 それを知ることができるサイトが、[TopHatenar]である。
 
ブログランキングサイト [TopHatenar]
http://tophatenar.com/
 
 この[TopHatenar]は、はてブの[ブックマーク数]と、livedoor ReaderFastladderの[購読者数]を基準にしたランキングサイトである。
 
 そのサイトによれば、ここ、[esu-kei_text]のポジションは以下の通りである。
 

 
esu-keiさんのランク
 
 購読者数は上位7%以内、ブックマーク数は上位1.5%以内である。
 
 わかりやすくたとえるならば、学校の優等生レベルであろう。
 クラスで一位を取るかもしれないぐらいの実力である。
 全国レベルでは、とても太刀打ちできないランクということだ。
 
 では、人気ブログがどれぐらいの数値なのかというと。
 
 
◆購読者数livedoor Reader + Fastladder
 
500位以内:700以上
1000位以内:410以上
 
1位:痛いニュース(ノ∀`) :17,752
[TopHatenar]ランクページ
 
 
◆ブックマーク数はてなブックマーク
 
500位以内:4,300以上
1000位以内:2,200以上
 
1位:GIGAZINE:566,909
[TopHatenar]ランクページ
 
 
 とんでもない数値である。目指すのがバカらしくなる絶望的な数値である。
 
 この[esu-kei_text]が使っているはてなダイアリーの場合、rssフィード購読は、はてなRSSはてなアンテナとの相性がいいから、[TopHatenar]の購読者数が低くなるのは仕方ない。
 その代わりに、ブックマーク数は稼ぎやすいのだが、それとて2000以上なければ、栄光の3桁は見えてこないのだ。
 
 しかも、この数値は、日々、上昇していく一方なのである。
 数年後、頑張って追いついたとしても、ハードルはさらに上がっていることだろう。
 
 すでに飽和状態となっているブログ界で、新たな人気ブログや大手ブログが生まれる可能性は、ゼロに等しいのか?
 いや、もう一つ、このブログランキングには[部門別]というものがあるのだ。
 
 実は、この[esu-kei_text]、部門別ランキングでは上位に入っているのである。
 
 
esu-keiさんのランク
 
 なぜか[同人]ジャンルで。
 
 この同人ランク、かなり低めである。
 そもそも、このブログの同人関係の[はてブ]なんて、ほとんど蛸壷屋関連である。
 偉いのは蛸壷屋であって、僕ではない。
 
 そんな、夏コミで蛸壷屋の本だけ買って満足している僕ごときが、ランクインできるのだから、同人ジャンルならば、上位にランクできるチャンスはあると思う。
 もし、200users超のはてブ記事が一つあれば、50位以内に入れるのだ。
 それならば、決して不可能な数値ではないだろう。
 
 これからブログを始める人だって、ジャンルをしぼれば、大手ブログになる可能性はあるわけだ。
 
 
 と、気軽に200usersといってみたが、はてブを獲得するのは、とんでもなく大変なことである。
 いくら良い記事を書いたところで、5usersの壁を乗りこえるのは、並大抵のことではない。
 
 わかりやすいのが、2chまとめブログのはてブ数。
 [ショボンあんてな][オワタあんてな]を見れば、同じスレを題材にしても、大手であるか中堅かで、はてブ数が十倍ぐらい異なることがわかるはずだ。
 決して、それは管理人の編集の腕の良さだけが理由ではない。
 
 はてブ数も多くの数字と同じように、0→3、4→10、11→30、31→100には、それぞれ壁がある。
 大手ブログには固定ファンが多いから、ちょっと良い記事になると、すぐに10usersを超えるはてブ数がつく。
 そうなれば、中堅ブログが必死で10usersにたどり着く間に、100usersを超える数値になってしまうのである。
 
 
 やはり、はてブ登録数を増やしたければ、ファンを一人でも多く持つしかないのだ。
 そのためには、毎日、来訪するファンを増やす工夫をすべきだ。
 例えば、次のように。
 
(1)コメント欄でのレスで、人格の良さをアピールする
(2)毎日定時、特定のテーマをもとにした記事を更新する
(3)twitterを始めて、人間性に親しみを持ってもらう
(4)関連サイトに相互リンクして、アクセス増をはかる
 
 と、書いてみたが、この[esu-kei_text]では、どれもやっていない。
 残念ながら、人間には、向き不向きというものがある。
 僕がコメント欄を開放せず、テーマを統一せず、書きたいものを書いているのは、そういうことしかできない性格だからである。
 
 
 今、ブログを始めるならば、2chまとめブログが、もっとも多くの購読者を獲得することができるだろう。
 しかし、それでスレ探しに血眼になったところで、日々の充実を得られるか、といえば、そうでない人が多いはずだ。
 この[esu-kei_text]のやり方が、多くの読者を獲得するのには不向きであるとわかっていても、僕は僕のやり方でないと続けられないのである。
 
 
 いくら、僕が[はてブ乞食]とはいえ、そのユーザ数だけで自分の記事を評価しているわけではない。
 時間をかけてみっちり書いても、長すぎる、という理由で敬遠されてしまうほうが多い。
 逆に、せつな的な感情で書いた短絡的な内容のほうが、多くのユーザを獲得しやすいのだ。
 
 
 例えば、[「ラブプラス」のコナミが訴えた二次創作の「著作権侵害」事例]という記事。
 
 もともと、これは[同人ファイターえすけい]というSSで使われるネタの一つにすぎなかった。
 
 この[同人ファイターえすけい]というSSは、我ながら自信作なのだが、はてブ数はゼロ。
 いっぽう、その余興で書いた[ラブプラス]関連の記事が、60users超のはてブを獲得してしまったのである。
 
 
 肩に力が入った文章というのは読まれにくい。
 書いている人の本気度なんて、読者にとってはマイナスになることが多い。
 特に、ブログでは気負いは裏目に出てしまう。
 
 しかし、だからといって、手を抜く記事ばかり書いていれば、ブログ全体が薄味の内容になってしまう。
 たとえ、はてブ数がゼロだったとしても、読む人が誰もいなくても、本気で書いた記事というのは、本人にとってはプラスになる。
 そんな記事は、三ヶ月ぐらいたって読み返してみると、いろいろ考えさせられることが多い。
 そして、それは、新たな記事を書く意欲を生む。
 三ヶ月前の記事をわかりやすくまとめることで、はてブ数の多い人気記事になることもあるのだ。
 
 個人ブログは続けてなんぼのものである。
 はてブ数というのは、あくまで続ける動機にすぎず、新たな記事を書くアイディアをもたらすことはない。
 
 ただし、このブログのような中途半端な連載ばかりやっていると、読者の信用を著しく損なうことだろう。
 こういうところは、僕の管理能力の無さのあらわれである。
 週に一回、特定の曜日に、連載記事を更新するぐらいの、できる男になりたいものだが。
 
 
 最後に[大手ブログ]の基準について。
 
 [大手ブログ]とは、先に紹介した[TopHatenar]にて、
 
・購読者数500位以内 (購読者数700以上)
・ブックマーク数500位以内 (はてブ4300以上)
・部門別ランキング10位以内
 
 以上の、いずれかの条件を満たす必要があるだろう。
 
 もし、自分が定期的に購読しているブログの位置を知りたければ、[TopHatenar]で調べてみると面白いと思う。
 
 決して、それが記事の良さを保証しているわけではないけれど。