日本代表のサッカーを語るとなると、ついつい愚痴しか出てこなくなるので、若い世代に目を向けよう、と。
 
 サッカーファンならご存じでしょうが、今、U-17が熱いのです!
 その中心にいるのは、ガンバ大阪ユースにいる、宇佐美貴史選手。
 
 まずは、アジアU-16選手権2008、サウジアラビア戦をどうぞ。
 

 
 宇佐美、宇佐美、宇佐美! という解説です。
 
 僕が宇佐美選手が凄いと思ったのが、そのマレーシア戦
 

 
 この2ゴール目です。目が覚めますよね!
 
 こういう宇佐美選手の活躍は、クラブ選手権でのガンバ大阪のゲームを見たあとで、フル代表の試合を見ると「なんじゃこれ」と、素人としては思ってしまうわけです。
 もちろん、フル代表の試合は「面白さ」よりも「勝つ」ことが至上命題でして、その真剣勝負さにこそ、リフティングがロクにできない僕がサッカーの試合を見る意義があるわけで。
 
 しかし、日本人といえば、ミーハー気質。みんな「本物」を知っている目があるはずなのに、なぜか流行を追ってしまうんです。スポーツでは特にそう。日本人選手というのは、きっかけにすぎないと思うのですが、中継では「面白さ」よりも「日本人が」ということに注目する始末。
 「この中継はおかしい。ひいきすぎるだろ」と大半の人は思っても、そのうち、よく聞く名前以外のものは忘れてしまう。
 
 で、そんな流されっぷりで「本当に面白いものがない」と嘆かれても、これはもう「あなたに面白さを探求する忍耐がないだけです」としか言いようがないじゃないですか。
 
 
 ということで、話題がそれてしまいましたが、フル代表はさておき、日本サッカーの未来は明るいのです。宇佐美選手の活躍を、ひそかに見守りたい僕なのであります。
 
 
*ちなみに、女子では、岩淵真奈選手が有名ですよね。先日のU-17女子ワールドカップでは、MVPに選ばれました。
 

 
 この子も見るだけで面白いと思わせる選手。
 もちろん、女子は男子に比べるとレベルが劣るかもしれないけど、岩淵選手のゲームを見ていると、ワクワクするぐらい楽しい。
 こういう楽しさを魅せてくれる選手のことは、一人でも多く知っておいたほうが幸せだと思うのですが、どうでしょうか?