[日記]「この世界の片隅に」を見に行った

 

 
 今年の大半の仕事が終わったので、評判のいいアニメ映画「この世界の片隅に」を見に行った。
 感想を書こうと思ったのだが、長くなりそうなので次回。
 
アニメ映画「この世界の片隅に」初見感想
 
 ということで、この記事は、新宿に行って12月27日21時45分に上映されるまでのことを書き連ねた、下らない日記である。
 
【目次】 
(1) 「片隅」の上映数が少ない理由
(2) 歌舞伎町の向かいの映画館
(3) あえて900円のネギチャーシュー
(4) 等身大フィギュアのお出迎え
 
 

(1) 「片隅」の上映数が少ない理由

 

↑12月27日19時半の新宿ピカデリー空席案内
 
 前評判のわりに、上映数が少ない「この世界の片隅に」。
 「ポッピンQ」とは大違いである。
 
 理由は、この映画がクラウドファンディング、つまり有志に基金を募って制作した映画だからだ。
 
クラウドファンディングで4000万円集めたアニメ映画「この世界の片隅に」11月公開 声優に「のん」さん - ITmedia NEWS
 
 上の記事によれば、昨年2015年3月に募集した結果、2000万円の目標に対し、約2倍となる3912万円の支援を3374人の支援者から集めたという。
 この3374人の名前はエンドロールで掲載される。
 つまり、エンドクレジットが長くなるわけだが、憎いことに席を立たせない魅力ある演出をしているので、たいていの人が最後まで見ることになる。
 
 僕は21時45分からの上映回のチケットを買った。
 

↑定価である。
 
 新宿にはチケット屋が多くあり、そこで前売り券を買えば、わざわざ定価で見ることはない。
 しかし、その手間を惜しんで僕は1800円払って「映画は高い」とぼやくのである。
 面倒くさがり屋は損をするのだ。
 

(2) 歌舞伎町の向かいの映画館

 
 19時半にチケットを買って、上映は21時半。
 2時間あまりの空白が生まれたことになる。
 
 ちなみに、僕は新宿で映画を見るときは「バルト9」に行く。
 これは「バルト9」に個人的な思い入れがあるわけではなく、そばに喫茶店ベローチェ」があるからだ。
 

↑バルト9のあるマルイに併設
 
 全国展開をしていないので知名度の低い「ベローチェ」だが、安さは「ドトール」以下である。
 

ドトールより20円安い
 
 しかも、それほど混んでいない。
 立地のわりには穴場である。
 コーヒー一杯200円で2時間過ごしても、罪悪感がわかないぐらいなのだ。
(あくまで駅前の喫茶店と比較して、の話だが)
 
 だから、僕は「バルト9」で映画を見るときは、チケットを買って上映まで「ベローチェ」で時間を潰し、鑑賞後に映画感想を殴り書きするために「ベローチェ」に行くという、ダブル・ベローチェ・ローテーションをとっている。
 
 しかし、前述の理由で「バルト9」で、今回の「この世界の片隅に」は上映していない。
 席がガラガラの「ポッピンQ」を大量上映しているせいである。
 
 今回見に行った映画館「新宿ピカデリー」は、悪名高き「歌舞伎町」の向かいにある。
 

↑ぼったくりバーの立ち並ぶ(比喩)歌舞伎町
 
 といっても、この日はTOHOシネマズの前でパトカーが止まって、常時「客引きするな、客引きについていくな」とスピーカーで言い続けていた。
 だから、客引きはそれほどしつこくないし、断れば追いかけて来ない。
 地方都市の風俗街に比べれば平和なところである。
 もちろん、ぼったくられる人はぼったくられるけど。
 

(3) あえて900円のネギチャーシュー

 
 男一人で映画を見に来た僕に、歌舞伎町には用はない。
 ひとしきり歩いたあと、向かいのラーメン屋「福岡天神」で長浜ラーメンを食べた。
 

↑紅しょうがは無料でかけ放題
 
 普通のラーメンが500円で替え玉無料で、まずくない。
 細麺の長浜ラーメンなので出るのは早い。
 ということで「歌舞伎町らしいものを食べたい」というカモな人以外にはオススメのラーメン屋。
 常連はメンマラーメン600円を頼むのだが、僕はあえてネギチャーシュー900円を頼んでみた。
 その感想は、次に来たら、やっぱりメンマラーメンにしよう、というものだったけど。
 けっしてまずくはないが、この店で900円出したら負けのような気がする。
 そんなラーメン屋である。
 
 もちろん、ここで腹ごしらえをしたところで2時間を潰せるわけでなく、結局、徒歩10分歩いて、いつものバルト9併設のベローチェに行ったのだけれど。
 

(4) 等身大フィギュアのお出迎え

 

 
 21時35分に新宿ピカデリーに戻る。
 どうせ上映前には宣伝予告編がたれ流されるのだから、10分前に律儀に行く必要はないけど、僕にとっては映画を見るのは非日常な体験なのだ。
 今年、僕が見た映画なんて「シン・ゴジラ」と「君の名は。」だけだし。
 
 エスカレーターに乗って、9階のシネマに向かう途中に等身大フィギュアがあった。
 

 
 ここでローアングルで撮影できたら、僕も男になれるのだろうが、さすがに22時前の新宿でそんな撮影をするわけにはいかないので、正面からパチリ。
 
 この女の子はアニメ「甲鉄城のカバネリ」の登場人物である。
 なお、映画はアニメの総集編で12月31日からの上映らしい。
 それなら「ポッピンQ」を見たほうがマシかもな、と思いながら、僕は「この世界の片隅に」上映に備えるのであった。
 
 ということで、肝心の映画感想については次回記事。
 個人的には「君の名は。」より良かったので、感想はマジメに書く。
 
アニメ映画「この世界の片隅に」初見感想